オバQをゲット



ヤフオクで久しぶりにジャンク品を落札してしまいました。
オバQのコンソールです。オバQというのはOverQualityの通称で某スタジオのチームAdgearというメーカが開発した有名なシリーズです(が、詳しいところは僕も知りませんので情報をお持ちの方は是非ご連絡くださいw)。

僕も一度使ったことがあります。もちろん卓は巨大なBst、Cstにしかないと思いますので、そんな高級な仕事は滅多に出会えませんが、歌録り用のスタジオでHAだけ使わせていただきました。すごくクリアだった印象ですが、その時は残念ながら歌に合わず自分で持って行った自作のなんちゃって真空管HAを使った記憶があります。

そして今日届いたので早速開封してみましたが1995年と書かれています。僕の中では割と新しい印象でしたが20年以上も前の機材なんですね。ちなみに某pediaを参考に年表をざっくりとまとめてみました。
1970年 Neve 1073
1981年 SSL 4000E
1993年 SSL 4000G+
1994年 SSL 9000J
2002年 SSL 9000K
2004年 SSL AWS900
2006年SSL Duality

Neveの他の卓の年表がわかりませんでしたが9000Jと同時期と考えるとわかりやすいと思います。
オバQはDOA(DiscreteOpamp)で有名ですが卓もDOA(型番はDOP210A)がたくさん使われています。今回入手したものはオバQの卓のchストリップですが2種類1枚ずつで内容はほぼ同じですが若干配置が違います。型番は「VM-8110」と「VM-8120」ですがどちらもマイク入力はついておらずライン入力のみでコンプ、EQ、AUXなどは普通についています。多分型番はバージョン違いということだと思います。

DiscreteOpampというのはまさにディスクリートとオペアンプの間ということで抵抗、トランジスタ、コンデンサなど単体の部品のみで組んだ回路をディスクリートと呼ぶのに対し専用IC(オペアンプ)で組んだものと区別します。DOAはディスクリートで組んだものを樹脂などで固めてオペアンプにしたもので代表的なものはAPIの2520やShinya's Studioでも扱っているJohnHardy 990C+などがあります。

今回入手したオバQの卓はそれぞれDOAが20個と22個で構成されています。DIP8pinの普通のオペアンプも所々使われていますが音に関係しない部分かあまり影響しない部分だと思います。届いた時の第一印象は「小ぶりだな」という感じでしたが測定してみると幅が約30.4mmでした。手元にはSSL 4000EとNeve V1がありますがどちらもイギリスメーカーなので幅は40mm、APIはアメリカなのでランチボックスは幅1.5inchです。長さは4000Eに比べると若干短いですがV1とはほぼ同じ長さでした。この幅の違いが印象を決めるのだと思います。

Adgearもそんなにたくさんの卓を作っていないでしょうしDOAが20個も使われているので某スタジオに入っているものと同じかバージョン違い程度のフラッグシップ機だと思いますが幅が30mmというのは意外でした。この1cmは意外と大きく、48chだとSSLは192cm幅となりますが同じ幅で63ch入ります。
今回の目当てはオバQの卓の研究とDOAの回収ですが、DOA回収は無事終わりました。DOAはソケットを使用されておらず外す時に1個壊してしまいましたが残り19個は取り外し後テストもしましたが無事に動いています。必要な方は合計40個ほどありますので数個でしたら販売します。

ちなみに1枚目20個外す時に合理的な外し方を発見しました。最初は丁寧に外していましたが40個もあるので面倒になってきて効率が上がらないかと考えました。そこで考案したのが次です。
1、まずは自動半田吸い取り機などで6本あるピンの半田を適当に吸う。
これでうまく吸えればDOAが外れますが大抵各ピンにつき1〜2割半田が残って取れません。
2、残った半田は無視してウォーターポンププライヤーでもぎとる(笑)
ここは重要でウォーターポンププライヤーでDOPを挟んだらまずは左右にグリグリとしてください。上下に動かすとDOAのピンがもげます。。。グリグリ動かない場合は再度半田を吸いましょう。ある程度グリグリ動かせたら上下に動かし基板からもぎ取って完了です。

ちなみに上記方法は基板側がバキバキになるので基板を残したい方には向きません。僕も心が痛みました、、、

オバQの卓の構成イメージはDOAがたくさん使われているのでAPI的な感じですが小ぶりなことからYAMAHAのPA卓PM4000的な感じもします。Neveもディスクリートといいつつも1073はディスクリートアンプのカードが使われていますし33609は独自のDOAが採用されています。SSLはオペアンプですが9000シリーズは最新のものを使用しオバQ同様基板直なのでどのメーカーも似ているような感じです。

今後はオバQのDOAが40個もあるのでDOPのみで構成したトレンスレスHAなどを製作してみようと思っていますが需要はあるでしょうか。ちなみにAPI 2520互換らしいですがその他全く不明なので情報をお持ちの方は是非ご連絡ください!

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