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4000EQのEとGの違いについて[その1]



Shinya's Studioでは4000EQを販売しています。
http://store.shinya-s-studio.com/ca4/31/p-r4-s/
タイプはEとGがあります。基板はオリジナルのカードを使用していますが基本的にGはストックがないため都度仕入れています。

4000_chstrip.png 

オリジナルのカードについてですが大型のコンソールは大抵1chごとにchモジュールとして本体から抜き出しが可能になっています。その中でも4000シリーズはメンテナンスがしやすいようにchモジュールに機能別でカードに分けられ挿さっています。Shinya's Studioはそのカードを使って1Uに作り直しています。いわゆるノックダウンというやつです。Shinya's Studio製はpot,knob,コネクタなどはできるだけ新品を使用しています。カード上の電解コンデンサはもちろんリキャップします。コンプのコントロール回路に使用されている電解コンデンサはリキャップせずとも音には影響しませんが以前そのまま使用したら動作がおかしかったです笑
computer_kiban.png 
さて4000EQのEとGについての違いですがその前にEQのタイプについて説明します。
EQのタイプは主にパッシブ型とアクティブ型に分けられます。ご存知の通りパッシブは電源不要の抵抗、コイル、コンデンサなどの部品のみでできた回路。アクティブは電源が必要な半導体などが使われた部品でできた回路です。これはEQ回路部分のみの話なので機材のトータル的にはブーストする限り電源は必要です。

パッシブの代表例はPultec EQP1ではないでしょうか。
http://store.shinya-s-studio.com/ca4/53/p-r4-s/
EQP-BlueT.jpg 
EQ回路でピーキングを設計する場合コンデンサとコイル(インダクタ)が必要になります。Pultecはこのどちらも使われています。コイルを使用すると高価になるのと大きさなどの問題も出てきます。
またEQ回路全体でパッシブのためレベルダイアグラム的には20dB程度下がっています。
パッシブ回路ではブーストができないためEQ回路で20dB程度下げておいて後でその分をアンプなどで持ち上げます。そしてEQ回路でバンドパス(特定の帯域だけ通過)させればピーキングの20dBブーストとなります。Pultec EQPのEQ回路のあとのアンプはトランスと真空管で構成されています。
マーシャルのヘッドについているEQも回路は違えどパッシブです。

アクティブの代表例は2つご紹介します。
1つはNeve1073タイプのEQです。
http://store.shinya-s-studio.com/ca4/15/p-r4-s/
73EQ1chF2.jpeg 
1073のEQもコンデンサとコイルでフィルタを作っていますがEQ回路はアクティブです。EQ回路にアンプが入っていてフィルタの動作分だけ増幅、減衰を必要な分行います。原理的にはフラットの時にはSNはこちらの方がいいかもしれません。アンプはディスクリートです。

アクティブの代表例その2は今回の4000EQです。
1U4000 EQ 2nd F 
こんなに長く書きましたがEもGも今回の分類ではおなじです笑
4000の回路はコイルを使わず半導体でシミュレートしてあります。安価に出来るのと省スペースにできます(ノイズに強いです)。またメンテナンス性も高いです。そして1073と同じくEQ回路にアンプが付いていて必要な分だけ上下させます。アンプはオペアンプですがシングルアンプが12個ほど使われておりクロストークなどの影響を抑えられています。

というわけで今回はこんな感じです。EとGの違いについては次で書こうと思います。

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