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4000EQのEとGの違いについて[その3]



ようやく今回で4000Eと4000GのEQについて触れられそうです。

でもその前に笑
4000Eと4000Gと一言で言っても年代によって色々あるようで。それはEQのみならずHAなどでも言えるようです。4000シリーズはカードが82Eで始まる型番で管理されています。今回はそのなかでもEQのカードである82E242(Eシリーズ)、82E292(Gシリーズ)に絞っていこうと思います。他にも種類があるようですが海外ではその時に使用されていたEQのLFのツマミの色でBlackEQ,BrawnEQなどと呼ばれているようです。そしてGに242がついている(つけられる)こともあるようです?既に英語サイトですがまとめられている記事がありましたのでご紹介します。
http://www.recycledaudio.co.uk/consoles/ssl-faq-info/eq-types/tech-info/

さてまず242と292の違いですが一番わかりやすいのはBELLスイッチとx3,/3スイッチではないでしょうか。Eシリーズの242にはLF,HF用にBELLスイッチが、Gシリーズの292にはLMF,HMF用にx3,/3スイッチが付いています。これは誰が見ても分かりますし、誰でも知っています。BELLスイッチというとなんだかありがたい感じがしますがLF,HFをシェルビングからピーキングにするスイッチです。周波数特性を実機で測定してみました(プラグインではありません)。

82E242LF2.png 82E242LF3.png 82E242LF.png
まず1枚目は242のLF BELLカーブでの最低周波数です。40Hz近辺まできています。ゲインは最大で18dB程度です。ローなので暴れていますが実際は綺麗なカーブだと思います。2枚目は最高周波数です。500Hzくらいまできています。Qは固定でかなり狭いです。3枚目はシェルビングで最大16dB、こんなカーブです。Qは内部で可変できるのですが最大ゲインも変わります。パネル的には固定です。

つづいて242のHFセクション
82E242HF.png 82E242HF2.png82E242HF-Q.png
1枚目は最高周波数、ゲインは18dB16kHzくらいでしょうか。2枚目は最低ではありませんがカーブがわかりやすいよう2kHz付近の画像です。3枚目はシェルビングの最低周波数。前回で書いたように高周波では若干戻りつつあります。50kHzとかではもっと顕著ではないでしょうか。EQの周波数をあげるとこのまま移動します。一部凹んでいるのは誤差のレベルかと思います。

さらに242のHMF
82E242HMF.png 82E242HMF-Q.png
HMFにはQがありますのでその比較になります。1枚目はHMFの最低周波数でQを一番絞った状態。2枚目は同じくQを一番開いた状態。

そして292のLMF
82E292LF.png 82E292LF2.png
Gシリーズのカード292のLMFセクションです。1枚目は÷3スイッチでの最低周波数です。242より若干高めです。Qも一番絞っていますが割と広めです。2枚目は同セクションの÷3無しでの最高周波数。

そして292のHMF
82E292HMF2.png 82E292HMF.png 82E292HMF-Q.png
1枚目が最低周波数、2枚目はx3での最高周波数です。Qは一番絞っても広いです。3枚目はQを一番開いた状態。

最後にHPF,LPFの比較です。
82E242PF.png 82E292PF.png
一枚目が242のHPF,LPFをかけた状態。わかりやすいようにカーブが全て画面に入るようにしています。2枚目が292の同じ状態。回路は若干違いますがHPF,LPFに関してはほぼ同じです。やはりHPFの方がLPFよりするどいです。

というわけで今回はこの辺にしておきます。次回はwavesのプラグインで実機とどれくらい違うのか検証したいと思います。

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