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バランス伝送とアンバラ伝送



4000Eと4000GのEQの違いについてかなり棚上げしています笑
資料を作る必要があるのでタイミングを見て検討中です。需要なども考慮されますので希望の方は是非アクションをお願いします笑

さて今回はバランス伝送とアンバラ伝送についてです。この内容は主にオーディオ機器のオーディオ入出力についての話になります。ちなみに商用電源、コンセントの100Vはアンバラ伝送でコンセントの2つの穴の片方はグランドになっています。なので極性を揃えたほうがいいという話をよく聞きますよね。

さてこのアンバラとバランスについてですがアンバラがわかりやすいと思いますのでまずはこちらから。アンバラはアンバランスのことですが信号は2つの端子で伝送されます。
tanshi_av_red_osu.png 
わかりやすいのはRCAプラグやフォーンのTSでしょうか。片方がグランド、片方がホットになります。グランドに対してホットの電位で伝送されます。人間でいうと地面に対して身長が何センチかという情報が伝送されます。

バランス伝送は一見難しいですが割と簡単です。アンバラのグランド、ホットに加えてコールドが追加されます。コールドはホットを逆相にしただけです。逆相などの単語の説明は省きます。伝送においてノイズが乗る場合があります。アンバラ伝送では伝送中にノイズが乗ってしまうとそのまま伝わりますが、バランス伝送では逆相のコールド成分にも同じノイズが乗ります(コモンモードノイズと言います)。バランス伝送では入力もバランス入力です。バランス入力はホットはそのまま、コールドは逆相にしてホットと同じ同相にしてホットとミックスされます。

するとノイズ成分は逆相で打ち消され、信号は2倍になります。つまりバランス伝送は伝送時のノイズに強いというメリットがあります。

今回はバランス、アンバラの説明ではありません。
結論から言うとアンバラ出力はアンバラ入力へ、バランス出力はバランス入力へ繋いでくださいということをお伝えしたいのです。

たまに「アンバラのほうが音がいいのでアンバラ出力にしています」というメーカーさんがありますがプロオーディオ機器ではバランス伝送が一般的です。アンバラとバランスを混ぜるとよくありません。上記のように統一を是非お願いします。音がいい以前に混ぜてしまうと誤動作、意図しない音質の変化があります。もちろんケーブルもバランス伝送の場合はバランスケーブルを使わないと意味がありません。

そしてバランス伝送には電子バランスとトランスバランスがあります。トランスバランスはNeve氏もおっしゃっていますがグランドと浮いているものが大半です。それをケーブルのみでアンバラに変換してしまうと見た目は帳尻が合っていても特性や負荷が変わることがあります。あまりお勧めしません。

Shinya's Studioではアンバラのほうが音がいい、悪い以前に正しく接続することが前提だという考えです。音がいい悪いでいうとEQやコンプなどを挟まないほうがいいですよね(笑)しかもアンバラのほうが音がいいという理屈は変換回路を通らないということだと思いますが入出力にはバッファーが必要です。それがないと回路が安定しません。そのバッファーがアンバラかバランスかの違いなのでプロオーディオに関して言えばバランス伝送がやはり重要だと思います。さらに何十mも引き廻すPAの現場では上記のノイズに強いという意味でもバランス伝送は必須です。

Shinya's Studio製の機材でもトランス入出力は多々あります。1U76,1U78,EQP,Neve EQ,TransBoxです。これらの機材は特にバランスで伝送してください。誤動作はもちろん特性が想定しないようなことになる場合があります。4000EQなどは電子バランスですがShinya's Studioは基本的にバランス伝送ですのでバランスで接続してください。

ちなみにHi-Z端子などはシンセやギターアウトを想定されていますのでアンバラのことが多いです。

不安な方は是非お問い合わせください。


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