トランスボックスはいかがですか〜。



今日はトランスボックスについてです。
Shinya's Studioではトランスボックスを販売しております。
TransboxF.jpg 

このトランスボックスはCarnhillの600Ωトランスを使用して製作していますがただ入れただけではありません。

まずトランスボックスを通すと音がかわりますが、トランスで音が変わってるんでしょ?と思われる方もいるかもしれません。これは半分正解で半分不正解です。

トランス(Transformer)は日本語だと変圧器。電圧、インピーダンスなどを変換します。入力と出力にコイルが入っていて入出力は絶縁されていますが電磁誘導により交流は通過します。ただこの電磁誘導により若干なまりが発生し周波数特性やレスポンス、フェイズが変化します。

上記内容はみなさんが理解されているであろう内容です。

さらにトランスボックスを使用することでトランス自体以外でも音が変化します。
たとえば出力が600Ωトランスで構成されているNeve1073やEQP1,LA2/3などの機材。これらは600Ωで受けることを想定されている場合があります。最近は電子バランス入力が増えてきましたので次の機材の入力インピーダンスは10kとか20kとかになってきます。

600Ωで出力されたものを600Ωで受けるというのはインピーダンスマッチングといいますがトランスの場合はマッチングができていないと想定外の特性になる場合があります。
具体的には10kΩ等、600Ωより軽い負荷で受けてしまうと出力トランスの周波数特性などが暴れてハイが上がることがあります。歪率は負荷が軽くなったことで改善されますがその結果スッキリした音になる場合があります。

そこで600Ωトランスボックスを入れてあげると想定された周波数特性にできます。歪率は10kの時よりは悪化するかもしれませんが適切な歪率になります。600Ω以上重い負荷をかけると故障の原因になりますのでオススメしません。

Shinya's Studioのトランスボックスはアウトを適切にターミネーションしていますので次が600Ωの機材でも10kの機材でも問題ありません。トランスボックスを通ることでHot,Coldはグランドと浮いていますのでアンバラでの使用はできません。ケーブルのみによるアンバラ-バランス変換もダメです。

レコーディングにHA,EQ,COMPなど機材を沢山使用される場合はどこに入れるかで音が変わる場合があります。これはトランスボックスではなく前段の機材で変わっている証拠です。是非入れる場所を変えて楽しんでみてください。

ちなみにトランス出力の機材のHot,Cold間に620Ω程度の抵抗を入れてもマッチングできますが、抵抗とトランス(インダクタ)では効果は全く違います。

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