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WavesのプラグインをインストールしたのにDAW側で表示されない時にやってみること



こんにちは。10月なのに今年はまだ暑い日が続きます。

さて、最近twitterをみているとwavesのプラグインをインストールしたにも関わらずDAW側で表示されないというツイートを見かけました。

この手の内容はとりあえず早く解決すればいいのですが、船頭が増えると余計ややこしくなって解決しづらくなります。そこで様子を伺っていましたが、一旦落ち着いたようで解決はしていないように見えました。

というわけでツイートに返信を行いましたが解決しそうにありません。。。
TLで連投になるのも双方フォロワーさんにご迷惑がかかると思いDMをしました(笑)
その結果解決したのですが、いろいろ遠回りをしてしまったので残しておこうと思います。
(長文です、、)

今回の環境は
○Waves V9とV10
○Mac OS
○DAWはProtools
という感じ。それぞれ細かいバージョンはよほど古くない限り特に関係ないかなと思いました。
その他の環境の方はこちらのページを参考程度に別の方法も検討ください。

考えられる原因としては
○Wavesのライセンス系
○Wavesプラグインのインストール系
○V9V10の混在問題系
くらいですが

現状をお聞きすると
ライセンスはUSBメモリに入っていて問題なさそう。
インストールもできてそう。
V9V10問題も対処されていて、しかもV10のみでもだめ。

ということで全て違いました(笑)

ライセンスもインストールも問題なさそうなのにWavesプラグインがProtoolsで1つも表示されないということで、気になったのはWavesをインストールして最初にProtoolsを立ち上げた時に出てくるあれ。

waves1_201910061757302ea.png

基本的にProtoolsのpluginは
MacのOS HDD > ライブラリ > application support > Avid > Audio > plug-ins
の中に入りますが、Wavesはその中にwaveshellというものができあがり(↓)アプリケーションフォルダ内のWavesフォルダにあるプラグインにリンクされます。

waves3_20191006175805624.png

Wavesインストール後のProtoolsの初回起動時にこのリンク先をチェックするのですが、何らかの事情でここがうまく行っていないのではと思いました。

Wavesのプラグインの再インストールなどは既に行っている状況。ここは乗りかかった船。
所詮DMなので「あれはどうですか、これはどうですか」とやり取りすると返ってぐちゃぐちゃになるので一旦やめて自分のどうでもいいMacで実験し、良さそうなら提案してみるという方針に(笑)

原因はおそらく上記で書いたリンクだろう。protoolsの起動時に上の画像(preferences)をもう一回出して設定し直したいのだけどwavesをアンインストール&再インストールしても出てこない。
wavesフォルダを消してもだめ。
キャッシュを掃除する系のアプリをやってもダメ。
画像に書いてあるpreferencesというファイルがあるのでは!とpreferencesでmac内をググってもでてこない。
そこでネットで「waves preferences」でぐぐると何個目かにwaves本家のサイトが。
https://www.waves.com/support/locate-the-waves-plug-ins-folder
なんか今回とは違う話っぽいけどWaves preferencesはここにあるよと書いてある
(finderの移動でライブラリに飛んでその中のpreferencesの中のwaves preferences)
これを一旦どこかに逃してprotools再起動でやっと出てきた!

先ほどの画像のrescanにチェックを入れok。フォルダの場所を聞かれたら指定してやる。
ちなみに先ほどのPlug-insフォルダ内にあるshellの個数分確認されます。
V9系はV9フォルダ、V10系はV10フォルダを指定。

ちなみに場所は
Mac OS HDD > アプリケーション > Wavesの中

waves4.png

こんな感じで、指定するのは赤丸の中のどれか。違ってたら怒られて再度促されるので安心してください(笑)

これで無事リンクができて解決!

分かりづらいところはご連絡ください。
waves preferencesは前述のようにいろいろやっても直接移動しない限り残っていて、最初にミスるとそのまま悪さをするっぽいです。

ちなみに現時点でV9はWaves CentralからオンラインでインストールできないのでWaves本家から全部入りのzipをダウンロードしてWavesCentralのオフラインインストールでzipを選択して必要なものをインストールしてください。
https://www.minet.jp/support/waves/wavesv9-legacy-install/

wavesをインストールして最初にProtools起動時にフォルダ指定するのはもちろんやったことがあるのだけど、再設定はやったことがなかったのでwaves preferencesの存在自体知らないし、その場所も知らなかったため手こずりました。
(mac内検索で出てこないのはシステム領域だからなのかな?)

私自身も勉強になりましたし、上記内容を知っていればもっと早く解決できたなと反省しております、、、

今回、ライセンス周りとか、その他インストールとか、V9V10混在問題などはとくに関係なかったので省きました。ググればでてくるのでそちらは是非ググってください。

アンバラとバランスの接続を考える。



ブログの更新が2ヶ月行われていませんでした(笑)

6月になり暑くなって来たかと思ったら梅雨に入り東京はかなり寒いです。

さて、たまにアンバラとバランスの接続についてお問い合わせがありますので改めて考えてみることにします。

基本的にアンバラとバランスを接続する場合はDIとかそう言った専用のもので変換してから接続することをオススメします。
ラインレベルでも専用の機材があります。

アンバラとバランスでは信号レベルの違いがある場合がありますので変換だけでは歪んだりSNが悪くなったりします。レベルも変換できる機材がオススメです。

さて、インピーダンスもレベルも問題なく、どうしてもケーブルでやりたい場合を考えてみます。
パターンは
アンバラ出力ーバランス入力(トランスバランス)
アンバラ出力ーバランス入力(電子バランス)

バランス出力(トランスバランス)ーアンバラ入力
バランス出力(電子バランス)ーアンバラ入力
の4つ考えられます。

アンバラ側をRCA、バランスをXLRとします。

アンバラ出力の場合は簡単です。
入力がトランス受けだろうと電子バランス受けだろうとRCAはホットとグランド、XLRもホットとグランドを半田付けしコールドはグランドに落としてください。(下図参照)
Balance1.png

電子バランス入力の場合はコールドをグランドに落とさなくてもいいですが入力インピーダンスが高い場合ノイズを拾う可能性があります。トランス入力の場合はグランドからフローティングされている場合があるのでグランドに落としたほうがいいです。

ではバランス出力の場合はどうでしょう。

出力がトランスの場合、信号は基本的にグランドからフローティングされている場合が多いのでコールドをグランドに落としてください。コールドをグランドに落とさないとホットの基準がなくなりうまく伝送されない場合があります。(下図参照)
Balance2.png


出力が電子バランスの場合、信号はグランドを基準に動いています。コールドもホットの逆相で出力されていますのでグランドに落とすと出力がショートした状態になり出力アンプにかなり負荷がかかります。最悪壊れます。イメージ的にはパワーアンプの出力をショートさせる感じでしょうか。
出力のコールドは何も繋がないか、理想を言えばホットと同じ負荷でグランドに落としたいです(1k〜10kΩくらいでしょうか)。(下図参照)
Balance3.png

出力はむやみにグランドに落とすと危険です。
出力に使われるアンプにはオペアンプの場合保護回路が入っているものもありますが、ディスクリートの場合ある程度耐えられるように巨大なヒートシンクが付いているものもあります。

なお、当たり前ですが伝送はいずれもアンバラ伝送になります。長く引回すとノイズを受けやすくなり受けたノイズは最終段まで残ります。

ただ、やはり中の回路による場合がありますので変換できる機材を挟むのが理想です。


色々なコンプのアタック、リリースタイムをグラフで比較



さて今回は前から思っていたのですがいろいろなCompressorのAttack time、Release timeをグラフにしたら便利で面白いのではないかとtwitterで呟いたら評判が良かったのでエクセルで作ってみました。
下に詳しい数値も貼っておきます。

※コンプはご存知の通りアタックタイム、リリースタイムの他にゲインリダクションに使われている素子やその他検出回路等で変わって来ますので参考程度に見てください。

Compressor_Time3_201812302050584a5.png 

以下詳細です。現在販売されていないものもあるので数値は基本マニュアルから拾っています。
60%戻った時のタイムなども書かれていますがざっくりまとめています。
タイムが固定のものは見づらいので前後10%程度増やしています。

Urei 1176


FET型コンプ
出力はトランス、入力はRevによる。基本的にディスクリート構成。
attack time 20 - 800 uSec
release time 50 mSec - 1.1 Sec

Urei 1178

FET型コンプ
出力はトランス、入力は電子バランス。基本的にオペアンプ構成
attack time 20 - 800 uSec
release time 50 mSec - 1.1 Sec

LA-2A

オプト型コンプ
入出力ともトランス、真空管構成
attack time 10 uSec
release time 0.5 - 5 Sec

LA-3A

オプト型コンプ
真空管構成
attack time
release time

SSL 4000 Ch

VCA型コンプ
トランスレス、オペアンプ構成
attack time 3 mSec for 20dB GR or 3~30 mSec
release time

SSL 4000 Bus


VCA型コンプ
トランスレス、オペアンプ構成
attack time
release time

Fairchild 670

バリミュー管型コンプ
入出力ともトランス、真空管構成
attack time
release time

Neve 33609

ダイオードブリッジ型コンプ
入出力ともトランス、ディスクリート構成

Comp

attack time
release time

Limitter

attack time
release time

API 2500


attack time 
release time 

DBX 160A


attack time 
release time 

Pultech CL1B

オプト型コンプ
入出力ともトランス、真空管構成
attack time 
release time 

Plug-in
Waves C1

attack time 10 uSec - 1 Sec
release time 1 mSec - 10 Sec
(参考程度にプラグインのwaves C1を載せて見ました。範囲広いですね(笑))

考察

今回表を作るにあたってエクセルを勉強しました。かなりましになったかと思いますが機材の名前を左揃えにしたいなーとか、attackとreleaseの間の線をなくしたいなーとかまだあります。

数値だけ見ると感覚と違っているものがいくつかあります(なるべくメーカーの情報見ていますがたまに小数点や単位が違うものがありました、、)。
例えば4000のChコンプなどはタイム的にはそれほど早くないですが、他のコンプと違いサイドチェインの信号をコンプの前から取っているので早く感じるんだと思います。

そもそもどうやってタイムを測っているかはわかりませんし、メーカーによって測定方法が違う場合もあるかもしれないです。

Shinya's Studioの製品も基本的にそれぞれオリジナルと同じタイムにしてあります。是非ご検討ください。
http://store.shinya-s-studio.com/?ca=2


他に希望の機材や間違いがあればご連絡ください(できれば資料と一緒に(笑))。

Mac mini 2012用にSSDを買ったのでデータの移し方をば、、、



mac mini2012用にSANDISKのSSDを買ったのでデータの移し方を備忘録で、、、

SSDは初めてではなくmac book airは6年前からSSDですし、何度かmac proなどでインストールして来ましたが改めて不安になるくらい重量が軽いですね。ネットで買いましたがゆうパケットで来てポスト投函でした(汗)。HDDの時代からは考えられません。
あとカリカリ言わないのでインストール中は何待ちなのか分かりづらいです。。。

さて

1、まずmac miniはそのままでSSDを外付けで適当につないで初期化。

2、OSのインストーラーをダウンロードしてインストール(もしくはインストールを押してSSDを選択)。

mojave
それぞれのMACとの互換性
https://support.apple.com/ja-jp/HT201475
インストーラー
https://itunes.apple.com/jp/app/macos-mojave/id1398502828?mt=12

high sierra
それぞれのMACとの互換性
https://support.apple.com/ja-jp/HT208969
インストーラー

sierra
それぞれのMACとの互換性
https://support.apple.com/ja-jp/HT208202
インストーラー

EL Capitan
それぞれのMACとの互換性
インストーラー

3、これまでのデータをOSが入っていたディスクかタイムマシーンから転送。

以上。

4000Eと4000GのEQの違い[完結編]



かなり前に4000Eと4000GのEQの違いについて軽く触れたのですが覚えていらっしゃるでしょうか?
私は忘れました(笑)

今日はその違いの完結編です。

まず大きく分けて違いは2つあります。
1つ目はゲインの上がり方
2つ目はベル、x3÷3の有無です

1つ目
ゲインの上がり方ですが
4000Eはカーブ(Q)固定でゲインが上がって行きます。
つまりゲインを上げるにつれて影響する周波数が広くなります。たけのこが出て来るみたいな感じでしょうかね?(笑)
4000E.gif 

それに対して4000Gは"山のスソ"固定でゲインが上がって行きます。
つまりゲインを上げるにつれてQが鋭くなります。テントを立てるみたいな感じ?(笑)
4000G.gif 

Neve1073のEQは4000Gの様なスソ固定タイプ、Pultec EQP1は4000Eの様なQ固定タイプの様です。

2つ目
ベル、x3÷3の有無ですが
4000のEQは4バンドとなっており上からHF、HMF、LMF、LFとなっています。
基本的にHMF、LMFはピーキング、HF、LFはシェルビングですが4000EはHF、LFにあるBELLボタンを押すことでHF、LFをピーキングにすることができます。Qは固定です(正確には内部で調整可能です)

4000GにはこのBELLボタンはついていませんがHMF、LMFの周波数をx3、÷3ボタンでHF、LF帯域まで拡張することができます。これによりHF、LFのピーキングとして使うことができます。

これはどちらがいいというわけではありません。どちらにもメリットがあります。
4000Eの場合は例えばLMFのEQを残しつつLF帯域にピーキングのEQをかけることが可能です。

4000Gの場合はLMFを下ろすことによってLF帯域のピーキングのEQをかけつつQも可変することが可能です。さらにLFでシェルビングであげつつ、LMFを下ろしてLF帯域の一部を削るということもできます。

まとめ
というわけで2つの違いにより使い分けてください。
4000EQはこちらから
http://store.shinya-s-studio.com/ca4/31/p-r-s/
4000EQ